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クレーンの基本操作をマスター!安全な手順を徹底解説 | 岡山トレーニングセンター

 

クレーンの基本操作をマスター!安全な手順を徹底解説

クレーン操作の前に:知っておくべき基本と資格

小型移動式クレーンは、建設現場や工場、資材置き場などで荷物の積み下ろしや移動に不可欠な重機です。
その操作は、一人の運転者の技量だけでなく、地上の作業員との正確な連携によって成り立っています。

安全に操作を行うためには、まずその役割分担と、それぞれに必要な専門資格について正しく理解しておく必要があります。

  • クレーンを操作する人:小型移動式クレーン運転技能講習
    つり上げ荷重が1トン以上5トン未満の移動式クレーンを運転するために必要な資格。
    この講習を修了しなければ、クレーンの運転操作はできません。(労働安全衛生法 第61条)

  • 荷にワイヤー等を掛け外しする人:玉掛け技能講習
    つり上げ荷重が1トン以上のクレーン等で荷を吊る際、ワイヤーロープなどの用具の準備から、荷への掛け外しまでの一連の作業を行うために必須の資格です。

※クレーン運転の資格とは別に必要となります。
(労働安全衛生法 第61条)

このように、クレーンの「運転者」と、荷を準備し合図を送る「玉掛作業者」
という二つの専門家が協力することで、初めて安全な荷役作業が可能になるのです。

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【実践】クレーンの基本操作手順

安全なクレーン操作は、定められた手順を一つひとつ確実に実行することで成り立ちます。

ここでは、作業開始から終了までの具体的な流れと、その際の基本的なレバー操作について、クレーン運転者の視点から解説します。

ステップ1:作業開始前の点検と準備

すべての安全はここから始まります。

作業計画書に基づき、その日の作業内容、手順、指揮系統、合図の方法などを関係者全員で共有します。

特に運転者は以下の点を入念に確認してください。

  • クレーンの点検:巻過防止装置や過負荷警報装置といった安全装置の機能、ブレーキ・クラッチの効き、ワイヤーロープの損傷や摩耗の有無などを「作業開始前点検表」に沿って確認します。

  • 作業範囲の確認:旋回範囲内に障害物がないか、地盤は固く水平か、そして架空電線との離隔距離は十分に確保されているかを確認します。

ステップ2:玉掛け作業の完了を待機

クレーンで荷をつり上げる前には、必ず専門の資格を持った「玉掛作業者」による荷物の準備作業が必要です。

運転者は、玉掛作業者が安全に作業を完了するまで、クレーンを操作せず待機します。
玉掛作業者が安全な場所に退避し、「巻上げ」の準備が整ったことを合図で確認してから、次の操作に移ります。

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ステップ3:地切りと確認

本格的な巻上げに入る前の、最終安全確認の工程です。
合図者の指示に従い、慎重にレバーを操作します。

  • 「巻上げ」の合図を受け、巻上げレバーを操作し、荷を地面から10〜20cm程度つり上げたところで一旦停止します(地切り)
  • この状態で、合図者からの「荷の傾き」「安定状態」「玉掛け用具の掛かり具合」などの安全確認の報告を待ちます。

    異常がないことを示す合図があるまで、次の操作に移ってはいけません。

ステップ4:巻上げ・運搬とレバー操作

地切りでの安全確認後、再び合図者の指示に従って本格的な運搬作業に移ります。
急な操作は荷振れを誘発し、非常に危険です。

    • 巻上げ:「巻上げ」の合図で、巻上げレバーをゆっくり操作し、荷を必要な高さまで上昇させます。
    • 旋回:「水平移動」の合図で、旋回レバーを操作し、荷を左右に動かします。
      急旋回は荷が大きく振れる原因になるため、滑らかに操作します。


    • 起伏(ジブの上げ下げ):「ジブ上げ」「ジブ下げ」の合図で、起伏レバーを操作し、ブームの角度を変えて作業半径を調整します。


運搬中は、これらのレバー操作を組み合わせて荷の揺れ(荷振れ)を最小限に抑え、つり荷の下には絶対に人を立ち入らせません。

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ステップ5:巻下げ・荷下ろし

荷を降ろす際も、最後まで気を緩めず安全操作を徹底します。

  • 荷下ろし地点の安全を合図者に確認してもらい、「巻下げ」の合図に従い巻下げレバーをゆっくり操作し、荷を降下させます。
  • 荷が完全に着地し、安定したことを確認してから、玉掛作業者が用具を外します。

    運転者は、玉掛け用具が完全に外れるまで、クレーンを動かしてはいけません。

ステップ6:作業終了後の格納と点検

次の安全な作業のために、確実な格納と点検を行います。

  • クレーンのブーム(ジブ)やフックを所定の位置に格納し、アウトリガーを収納します。
  • 作業終了後も、ワイヤーロープの状態や各部に異常がないか再度点検し、作業日報に記録します。

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事故を防ぐための重要ポイント

2025年時点でも、クレーンによる労働災害は後を絶ちません。
事故の多くは、荷の落下、クレーンの転倒、感電です。
これらの事故を防ぐために、以下の基本を徹底してください。

  • 定格荷重の厳守:クレーンや玉掛け用具には、安全につり上げられる限界の重さ(定格荷重)が定められています。
    これを絶対に超えないようにしてください。

  • つり荷の下への立入り禁止:作業中は、絶対につり荷の下に人を立ち入らせてはいけません。

    万が一の落下事故に備え、作業区域への立入禁止措置を徹底します。

  • アウトリガーの確実な設置:移動式クレーンは、アウトリガーを最大限に張り出し、強固で水平な地盤の上に設置することが転倒防止の基本です。
    敷板を使用し、地盤の沈下を防ぎます。    
  • 架空電線への注意:送電線付近での作業は感電の危険が非常に高いため、定められた離隔距離を必ず確保し、監視人を配置するなど特別な安全対策が必要です。

  • 悪天候時の作業中止:強風、大雨、大雪などの悪天候時は、荷が振られたり視界が悪化したりするため、作業を中止する勇気が重要です。

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まとめ:安全は正しい知識と確実な連携から

小型移動式クレーンの操作において、基本手順の確認は重要です。

資格を取得して正しい知識を身につけ、現場では指名された合図者との確実な連携を徹底する。

そして、定められた作業手順と安全確認を省略せずに行うこと。

この基本を守ることが、あなた自身と仲間の安全を守ることに直結します。

日々の点検とコミュニケーションを大切にし、安全で効率的な作業を目指しましょう。
これから資格取得を目指す方は、ぜひ当教習所の講習をご検討ください。

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