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事故ゼロへ!フォークリフト&バックホーの安全運転ガイド | 岡山トレーニングセンター

事故ゼロへ!フォークリフト&バックホーの安全運転ガイド

 

フォークリフトやバックホーといった作業用車両は、物流・建設など多くの現場で日々使用され、作業の効率化に欠かせない存在です。

どちらも座った状態でペダルやレバーを操作する点に共通点があり、一見すると似ている部分も多いですが、その操作内容や使用目的には明確な違いがあります。

本コラムはこれから操作を学ぶ方はもちろん、再確認をしたい方にも有用な内容です。
ぜひ最後までご覧ください!

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フォークリフトの基本操作と乗車前の確認ポイント

フォークリフトの構造と操作レバーの役割

フォークリフトは物流や建設、倉庫内での荷役作業に欠かせない存在です。
カウンターバランスフォークリフトリーチフォークリフトなどの種類があり、用途や現場環境に応じて選ばれます。

基本的な構造は、荷物を持ち上げるフォーク
それを支えるマスト、そしてバランスを取るカウンターから成り立ちます。

操作は右手のレバー左手のハンドルで行い、荷物の上下や傾き(チルト)を油圧の力で制御します。

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乗車時の姿勢と事前チェック

運転前には乗車姿勢の調整と、シートベルトアシストグリップの確認が必須です。
座席が合っていないと、運転中の操作や視界に支障をきたします。

バッテリー残量や点検(タイヤ空気圧・油圧漏れ等)も忘れずに行いましょう。

走行時の注意点と安全運転のコツ

発進と停止の手順

フォークリフトの発進と停止の手順は以下の通りです。

  1. 乗車と準備

    • ・フォークリフトへの乗車は、原則左側から。

    • ・手すりを持って3点支持での安全な乗り込み。


    • ・乗車後、シートベルトの着用。

    • ・運転前には、操作レバーの配置確認。

    • ・ミラーでの後方や周囲の状況確認

    エンジン始動前の確認

    • エンジン始動前は、ギアニュートラルであることを必ず確認。

    •   

    エンジン始動

    • ・キーをONの位置まで回す。
      (寒い場合は、警告灯(予熱灯)が消えるのを待ってからのエンジン始動。)

    • ※エンジン始動時や暖機運転中のアクセル全開は避ける。

    発進準備と操作

    • ・エンジン始動後、フォークを地面から10~15cm程度持ち上げ。

    • ・前進ならギアを前へ、後進ならギアを後ろへ。

    • ・その後、パーキングブレーキを解除し、ゆっくりとしたアクセルでの発進。
       急発進は避け、滑らかな加速を心がける。

    停止の手順

    • フォークリフトの停止は、真ん中のブレーキペダル。

    • ※一番左の「半ブレーキ(クラッチブレーキ)」は、完全な停止ではない。

    駐車とエンジン停止

    • ・停止後、ギアニュートラルにいれる。
      パーキングブレーキをかける。


    • ・最後にエンジンを停止する。

    降車
     エンジン停止、シートベルトを外し、乗車時と同様に手すりを持って3点支持での安全な降車。

▶▶▶今更聞けないフォークリフトの基本操作とフレコン積降作業時の注意点【セルフ車】ではより詳しい操作方法を載せています🤓✏️

走行中の注意点とマニュアル遵守

安全運転のコツとして、以下のポイントを実践してください。

  • フォークは地上15〜20cmで保持
  • マストは前方視界を遮らない高さに調整
  • 急旋回・急発進は厳禁
  • バック走行時は特に周囲を確認 
  • 重い荷物ほど減速を意識

必要な免許・資格

公道で走行するには、車両の大きさに応じて
「大型特殊免許」または「小型特殊免許」が必要です。
構内作業用のフォークリフト運転技能講習修了証とは別物なので、注意が必要です。

バックホーの基礎知識と公道走行における注意点

バックホーとは?フォークリフトとの違い

バックホーは「油圧ショベル」とも呼ばれ、主に土木工事や解体作業で使用される建設機械です。


掘削積込みに特化した構造を持ち、フォークリフトとは用途が大きく異なります。

フォークリフトが荷役用に設計されているのに対し、バックホーは地面を掘削・積込み・移動するのが主な役割です。

運転操作にも違いがあり、バックホーは走行操作と掘削操作を切り替えて使用します。

レバーやペダル、ジョイスティックの組み合わせによってバケット(先端部)を動かし、掘削・積込を行うため、繊細な操作が必要です。

▶▶▶【油圧ショベル】今更聞けない!バックホーの基本操作を詳しく解説!【ユンボ】
↑本動画では、バックホーの基本操作について、実際に操作をしながら解説しています!
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バックホーの運転(作業)に必要な資格

バックホー(油圧ショベル)を操作して掘削や積込みといった作業を行うには、公道を走るための運転免許とは別に、

労働安全衛生法で定められた「運転資格」が必須です
この資格は機械の大きさ(機体質量※)によって2種類に分かれています

    • 機体質量が3トン以上の場合
      『車両系建設機械(掘削用)運転技能講習』を修了する必要があります

    • 機体質量が3トン未満の場合
      『特別教育』を修了する必要があります

無資格での作業は法令違反となるだけでなく、重大な事故につながる危険性が非常に高いため、必ず作業する機械に応じた資格を取得しましょう。

※機体質量とは、機械本体から作業装置(アームやバケットなど)を取り外した、燃料やオイルなどを含まない乾燥状態の質量を指します

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バックホーとフォークリフトの類似点

バックホーとフォークリフトは、どちらも
座った状態でペダルとレバーを使用して操作する車両であり、
操作姿勢や機械の基本的な扱い方に類似点があります。
以下はフォークリフトとバックホーの操作比較表です。

項目 フォークリフト バックホー
主な用途 荷物の持ち上げ・運搬 掘削・積込・整地
操作姿勢 座って操作 座って操作
操作方法 ハンドル+ペダル+レバー ジョイスティック+ペダル+レバー
油圧操作 フォーク上下・チルト アーム・バケット操作
公道走行時の免許 大型特殊または小型特殊免許 大型特殊免許(機種による)
作業に必要な資格 フォークリフト運転技能講習 

車両系建設機械運転技能講習
または 特別教育

いずれも油圧制御によってアームやフォークの上下・動作を行い、周囲の視界確保や死角への注意が極めて重要です。

また、両機とも始業点検やシートベルト着用の習慣定められたマニュアル操作の遵守といった、安全管理の基本が共通しており、運転には集中力と正しい知識が求められます。

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バックホーでの事故を防ぐためのポイント

運転者を守る!バックホーの主な安全装置

建設機械による労働災害は後を絶ちません
そのため、バックホーには運転者の命を守るための重要な安全装置が備わっています。

  • 転倒時保護構造(ROPS:ロップス)
    万が一、機械が転倒した際に、運転席の空間を確保して運転者を保護するための頑丈なフレーム構造のことです

  • ヘッドガード(FOPS:フォップス)
    作業中の落下物から運転者の頭部を保護するための屋根です。

  • シートベルト
    転倒・転落の際に運転者が機体の外へ投げ出されるのを防ぐ、命を守る上で非常に重要な装置です。
    乗車時は必ず着用しましょう

↑ヘッドガード(FOPS:フォップス)図

走行・駐車時の基本ルール

バックホーの事故は、作業中だけでなく走行・駐車時にも多く発生します。

以下の基本ルールを守り、安全な操作を心がけましょう。

    • 走行時の基本姿勢 走行する際は、バケットを地面から40cm程度上げた状態を保ちます
      高く上げすぎると不安定になり、低すぎると地面の障害物に衝突する危険があります。

    • 傾斜地での注意点 坂道を走行する際は、必ず斜面に対してまっすぐ進入し、途中で方向転換してはいけません。
      横向きになると転倒のリスクが非常に高くなります

      また、急な下り坂では、エンジンブレーキを併用して速度を制御することが重要です

    • 安全な駐車方法 駐車する際は、できるだけ平坦で固い地盤の場所を選び、バケットなどの作業装置を完全に地面に降ろして安定させます
      やむを得ず傾斜地に駐車する場合は、逸走(かってに動き出すこと)を防ぐため、必ずクローラ(キャタピラー)に歯止めをかけましょう

まとめ

フォークリフトとバックホーは、作業内容や構造に違いがあるものの、座って操作する油圧を使うレバーとペダルを使うという共通点も多く、安全に運転するためには正確な知識技能が欠かせません。

それぞれの特徴を理解し、点検・整備法令遵守を徹底し、安全な現場作業に努めましょう。

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