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「クレーン作業に玉掛け資格はなぜ必要?セット取得が基本の理由を徹底解説」 | 岡山トレーニングセンター

「クレーン作業に玉掛け資格はなぜ必要?セット取得が基本の理由を徹底解説」

クレーン作業と玉掛け資格の関係性とは?

玉掛け作業の基本と資格の意義

玉掛けとは、クレーンやホイストなどで荷を吊り上げたり下ろしたりする際に、ワイヤーロープやベルトスリングなどを荷に掛けたり外したりする作業を指します。
これは単なる補助作業ではなく、荷の形状や重量、バランスを正確に把握し、安全に吊り上げるための専門技能です。

作業者には、玉掛け技能講習(つり上げ荷重1トン以上の場合)または特別教育(1トン未満の場合)の修了が義務付けられており、労働安全衛生法で明確に定められています。

この資格を持つことで、作業中の事故リスクを大幅に減らせるだけでなく、現場での信頼性向上・就職先の選択肢拡大にもつながります。

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クレーン資格と玉掛け資格は別物

クレーン作業に関わる資格は複数ありますが、特に「クレーン資格」「玉掛け資格」は役割も内容も明確に区別されています。

クレーン資格はクレーンを安全に操作するための技能を認定する資格である一方、
玉掛け資格は荷の掛け外しやワイヤーの選定、安全な合図の方法を習得するための資格です。

 

この二つの資格は法律上も区別されており、どちらか一方だけを持っていても、もう一方の作業は行えません。

以下の表で両者の違いをわかりやすくまとめていますので、ご参照ください。

項目 クレーン資格 玉掛け資格
役割・目的 クレーンという
機械を安全に操作する
荷物を安全に吊るための
準備・合図を行う
主な作業 ・運転席でのレバー操作
・機械の安定確保
・荷に合った吊り具の選定
・ワイヤー等の掛け外し
・運転士への合図
資格の関係 玉掛け作業は
できない
クレーンの運転操作は
できない

 

玉掛作業の合図とは?

では、玉掛け資格ではどんな合図があるのか。
ここでは一例を紹介します。

▼腕を使った合図例


▼笛を使った合図例

上記の合図例はほんの一部分で、これ以外にも合図がたくさんあります。
これらを覚えて、荷物を安全に吊るための合図を行うのが玉掛作業者の仕事です。

一緒に取得しておきたい資格一覧(表)

クレーン作業には、実は複数の関連資格が必要になるケースが少なくありません。

特に現場では、クレーン操作だけでなく、荷の掛け外し、高所作業、荷物の搬送、足場の組立てなど、多岐にわたる作業が一体となって進行します。

そのため、クレーン資格の取得に加えて、周辺作業に対応できるスキルを身につけておくことで、安全性の確保と作業効率の向上が図れます。

以下に紹介する資格は、クレーン作業とセットで取得しておくことで、現場での活躍の幅が格段に広がるものです。

おすすめの資格セット セットで可能になる
作業例

【基本セット】
小型移動式クレーン
+
玉掛け

  • 荷の準備から運搬
    ・荷下ろし
【荷役の効率化】
基本セット
+
フォークリフト
  • クレーンと連携した構内運搬
    ・積み込み
【高所での専門作業】
基本セット
+
高所作業車
  • 資材の吊り上げから高所での取付まで一貫作業
【上級者の道】
基本セット
+
足場の組立等作業主任者
  • 足場資材の荷役と組立作業を連携

玉掛け資格がないとできないクレーン作業

吊り上げ作業に必要な資格構成

以下のような場面では、玉掛け資格なしでは作業ができません。

  • 荷の重さやバランスを判断してワイヤーを選定する
  • 吊り具の選定・掛け外し作業
  • 合図による安全な吊り下ろし

これらは「玉掛け作業者」のみが行える業務とされており、指揮者や運転士とは別の法令上の区分です。

資格が必要となる根拠

「労働安全衛生法」および「クレーン等安全規則」により、クレーン等を用いた荷役作業における玉掛け業務には、つり上げる荷の荷重に応じた専門資格が必須と定められています。 

つり上げ荷重1トン以上のクレーン等を使用する場合:
玉掛け
技能講習の修了

つり上げ荷重1トン未満のクレーン等を使用する場合:
玉掛けに係る
特別教育修了

これらの資格は、単独で取得しても一定の活用は可能ですが、クレーン作業と組み合わせて持っていることで、現場での「活用方法」が大きく変わります。

たとえば、玉掛け小型移動式クレーンをセットで保有していれば、荷の掛け外しから運搬までを一人で完結できるため、即戦力として重宝されるでしょう。

さらに、複数資格を所有していることは、安全に対する意識や現場対応力の証とも受け取られ、企業からの信頼も厚くなります。

これから建設業界や物流分野に進む方にとっては、
長期的なキャリア形成の観点からも、積極的に取得を検討したい資格群といえます。

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現場での活用例と重要性

建設現場でのセット資格の活用

たとえば、建設現場で鉄骨や配管材を吊り上げて所定位置に据え付ける作業では、玉掛け作業者が荷を掛け、クレーン運転士が運転、指揮者が安全を確認します。

ここに必要な資格は、すべて個別に修了していなければなりません。

ここでいう指揮者は「職長」といい、「職長教育」を受ける必要があります。

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物流倉庫や製造現場での活用

また、工場や倉庫でも、小型移動式クレーン玉掛けを併用して重量物を搬送する場面が多くあります。

これに加えてフォークリフトの資格を持っていると、製品出荷の一連の工程に携わることが可能になります。

クレーン機能付き油圧ショベルでの作業

建設現場でよく見かける油圧ショベルの中には、「クレーン機能」を備えたものがあります 。

▲この機械は、土を掘る「車両系建設機械」としての作業と、荷を吊る「移動式クレーン」としての作業を1台でこなせます。


しかし、操作には注意が必要です。

掘削作業を行う場合:
「車両系建設機械(掘削用)運転技能講習」の資格が必要 。

クレーン作業を行う場合:
「小型移動式クレーン運転技能講習」「玉掛け技能講習」の資格が別途必要
 。

このように、一台の機械を扱うだけでも、行う作業によって複数の資格が求められるケースは少なくありません。
まさに、セットでの資格取得が現場での活躍に直結する良い例と言えるでしょう。


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まとめ

クレーン作業の現場では、単に操作資格を持っているだけではなく、玉掛け資格との組み合わせによって業務範囲が大きく広がります。
実際に荷を吊る・下ろすといった一連の作業には、両方の資格が必要となるケースがほとんどです。

また、フォークリフト高所作業車など、関連する資格も一緒に取得しておくことで、より現場での柔軟な対応力が高まり、雇用面や待遇にも好影響を与えます。

今後、建設業や物流業界で幅広く活躍していきたい方は、玉掛けとクレーン資格を軸に、複数の関連資格を戦略的に取得していくことをおすすめします。

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