高所作業車のすべてがわかる! ~種類・資格・作業の安全対策まで完全ガイド~ | 岡山トレーニングセンター
高所作業車のすべてがわかる!
~種類・資格・作業の安全対策まで完全ガイド~
今回は、現場で重宝される高所作業車について解説します。
高所作業車はリフト車、バケット車、スカイマスターなど様々な呼称があります。
今回は、そんな高所作業車の種類や特徴、フルハーネスとの関係性などを紹介します!
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高所作業車とは?作業現場の必需品を知る
高所作業車の定義と種類|垂直・屈折・ブーム式など
高所作業車とは、高所での点検・修理・建設・通信工事などの作業を支援するための特殊車両です。
足場を組む必要がなく、昇降装置で作業者を目的の高さまで運ぶため、効率と安全性の両面で優れています。
主な種類には、垂直昇降式、屈折式、直伸(ブーム)式などがあり、それぞれ用途や現場環境に応じて選定されます。
種類 | 特徴 | 適した環境 |
---|---|---|
垂直昇降式 | 上下移動のみ。小型で軽量。 | 屋内、倉庫内 |
屈折式ブーム | 障害物を避けながら作業可能。 | 建築現場、電柱工事 |
直伸式ブーム | 高所への直線的なアクセスに特化。 | 橋梁点検、高速道路 |
クローラ式 | 悪路対応。安定性が高い。 | 未舗装地、山間部 |
▲用途ごとの機種の違いを把握することで、最適な高所作業車を選べます。
高所作業車の基本構造|デッキ・ジブ・アウトリガーなど
高所作業車は、「車両(トラックやクローラ)」「ブーム(昇降アーム)」「デッキ(作業台)」の3つを中心に構成されており、現場や用途によってさまざまなタイプが存在します。
▲引用:厚生労働省
デッキには操作用のジョイスティックや安全装置、工具箱などが搭載されており、旋回や上下の動きは油圧システムで制御されます。
バッテリー式やエンジン式などの駆動方式もあり、環境に合わせた選択が可能です。
高所作業車に必要な資格と講習のポイント
資格取得の流れと種類|作業内容に応じた免許の違い
高所作業車を運転・操作するには、作業床の高さや用途に応じた資格が必要です。
作業床が10m未満の機種であれば「高所作業車運転特別教育」、10m以上になると「高所作業車運転技能講習」の修了が必須です。
また、トラック式の高所作業車で公道を走行する場合は、中型免許や大型免許も条件に加わる場合があります。
講習で学ぶ内容|安全運転・点検・操作技術
講習では、操作方法、日常点検、安全装置の扱い、事故防止対策などを学びます。
実技では、架装された車両の昇降・旋回操作の練習や、点検項目の確認方法なども取り上げられます。
これらの知識をマスターすることで、現場での即戦力として安全に作業を行えるようになります。
高所作業車の選び方ガイド|用途別にマスター
作業環境に応じた機種選定|屋内・屋外・狭所・高速道路
用途に応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。
屋内での作業には排ガスを出さない電動式の小型タイプが人気で、道路工事や橋梁点検など屋外作業にはディーゼル式の大型モデルが使われます。
走行距離(km)や走行性能、積載荷重などの仕様も確認が必要です。
導入時に見るべき仕様|積載荷重・高さ・旋回性能など
高所作業車のスペックとしては、地上からの最大作業高さ、積載荷重、ブームの旋回半径、張り出し距離(張出)などが重要です。
安全装置やミラー、モニター、バックカメラなどの装備も充実している機種を選ぶと、現場での操作性と安全性が向上します。
高所作業車とフルハーネスの関係
なぜフルハーネスが必要なのか|作業中の安全確保の観点から
高所作業車を使った作業では、足場のない空中での作業が一般的です。
このため、作業員がバケットやデッキから落下するリスクを想定し、フルハーネス型の墜落制止用器具の着用が法令で義務付けられるケースがあります。
特に高さ6.75mを超える高所作業車での作業に置いては、フルハーネス墜落防止用器具の着用が義務付けられています。
フルハーネスは体全体を支える構造で、誤ってバランスを崩しても吊り下げられることで致命的な事故を回避できます。
単なる「装備」ではなく、命を守るための「安全システム」の一部として認識されるべきです。
高所作業車との相性と正しい使い方|実務上のポイント
高所作業車のバケットには、安全帯取り付け用のリングやフックが設置されています。フルハーネスのランヤード(命綱)はここに確実に接続する必要があります。接続先が不適切だった場合、落下時に衝撃を吸収できず重大な事故につながるおそれがあります。
また、フルハーネスの使用は車両の構造や作業内容とも関係しており、ブーム式やスカイマスターなど「旋回・昇降を伴うタイプ」では特にその必要性が高まります。企業の安全衛生方針の中に組み込み、講習や事前点検の際にも装着・確認を徹底することが推奨されます。
まとめ
高所作業車の選び方と安全対策の重要性
高所作業車を使用して作業をする場合は、資格の取得や法令に基づいた点検はもちろん、安全性を高めるためのフルハーネスの使用や油圧・電動システムの理解も不可欠です。
また、作業内容や稼働頻度に応じて、購入・レンタルを選択する判断も重要な要素となります。
用途に合った高所作業車を正しく選び、正確な操作と安全意識を持って運用することが、現場の効率と作業員の命を守るカギになります。
岡山トレーニングセンターでの講習内容
岡山トレーニングセンターでは高所作業車運転技能講習とフルハーネス特別教育の受講が可能です。
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