大型特殊免許で乗れる車を徹底解説！ | 岡山トレーニングセンター
大型特殊免許で乗れる車を徹底解説！
今回は、大型特殊免許で運転できる車の種類について解説します！
大型特殊免許と小型特殊免許の違いや、大型特殊免許と建設機械の資格の違いについても説明します！
大型特殊免許とは？
大型特殊免許の概要と目的
大型特殊免許は、除雪車やホイールローダー、クレーンなどの特殊車両を公道で運転するために必要な資格です。
これらの車両は建設現場での作業や農業、除雪など、さまざまな目的で使用されており、一般的な普通自動車免許では運転できません。
特に現場仕事に就いている方や、今後建設関連の仕事に就きたいと考えている方にとっては、非常にメリットの大きな資格といえます。
どんな車を運転できる？乗れる車両の種類
大型特殊自動車に該当するのは、全長12m未満、全幅2.5m未満、全高3.8m未満で、最高時速が15km/h以上の特殊車両です。
例としては、フォークリフト（無制限のもの）、ショベルカー、トラクター（一定条件下）、ホイールローダーなどが挙げられます。
農耕用の小型トラクターは小型特殊自動車に分類され、普通免許でも運転が可能な場合もあります。
| 車種 | 必要な免許 | 主な用途 | 全長 | 全幅 | 全高 | 最高時速 | 運転可能年齢・条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大型特殊自動車 | 大型特殊免許 | 建設・除雪・作業機械など | 12m 未満 |
2.5m 未満 |
3.8m 未満 |
15km/h 以上 |
18歳以上 |
| 小型特殊自動車 | 原付免許 または 普通免許 |
農業・構内作業用トラクターなど | 4.7m 未満 |
1.7m 未満 |
2.8m 未満 |
15km/h 未満 |
16歳以上（原付） または 18歳以上（普通） |
大型特殊免許と建設機械の資格の違い
大型特殊免許は、除雪車やホイールローダー、クレーンなどの特殊車両を公道で運転するために必要な資格です。
これに対して、建設機械の資格は、現場内で使用される様々な建設機械（クレーン、ショベルカー、バックホウ、フォークリフトなど）を操作するために必要な資格です。
大きな違いは、運転場所と必要な免許です。
大型特殊免許は、公道を走行する際に必要な資格であり、運転対象の車両は公道走行が可能なものに限られます。
一方、建設機械の資格（例えば、クレーンやフォークリフト）は作業現場内で使用することを前提にしており、必ずしも公道を走行するわけではありません。
| 資格 | 主な使用場所 | 運転対象車両 | 必要な免許 | 取得条件 |
|---|---|---|---|---|
| 大型特殊免許 | 公道 | 除雪車、ホイールローダー、 トラクター、ショベルカー等 |
大型特殊免許 | 18歳以上 卒業検定に合格 |
| 建設機械資格 | 建設現場 | クレーン、バックホウ、 フォークリフト等 |
建設機械免許 | 18歳以上 各種機械に対応する講習を修了 |
つまり、公道を走る必要があるなら大型特殊免許が必要、現場で作業したいなら建設機械ごとの技能講習が必要、両方の業務を行うなら、両方の資格が必要になります。
大型特殊免許の取得方法
教習所と一発試験の違い
大型特殊免許は、大きく分けて自動車学校に通う方法と、運転免許センターでの一発試験の2種類の方法があります。
初心者の方は自動車学校に通う方が合格しやすくおすすめです。
教習では学科と技能の講習を受け、すべて修了すれば卒業検定を受験、合格すると大型特殊免許が交付されます。
必要な条件と適性
大型特殊免許を取得するには、18歳以上であること、そして視力や聴力などの適性検査をクリアすることが条件です。
視力は両眼で0.7以上（コンタクト可）、色彩識別（赤・青・黄）ができること、聴力に支障がないことなどが求められます。
取得までの流れと期間
取得までのステップを解説
教習所で取得する場合の基本的な流れは、以下のとおりです。
- 1. 入校手続き（住民票や免許証の提示）
- 2. 学科（普通免許を持っていれば免除）
- 3. 技能教習（中型免許や普通自動車所持者は段階が減る）
- 4. 卒業検定を受けて合格
- 5. 免許センターで交付手続き
かかる期間の目安と注意点
通学の場合は教習所の混雑状況により期間が変動します。
建設現場で必要な大型特殊の仕事をすぐに始めたい方は、合宿免許を利用するのもよいでしょう。
土日対応や夜間コースがある学校もあります。
まとめ
大型特殊免許で乗れる車は公道を走れる特殊車両
大型特殊免許を取得すると、除雪車やホイールローダー、クレーンなどの特殊車両を公道で運転することができます。
しかし、現場で作業するためには、特殊車両ごとの資格が必要になります。
特に、建設機械は現場で作業することがメインになるので、必要な資格を確認しておきましょう。
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