職長教育とは? 初心者向け徹底解説!! | 岡山トレーニングセンター
職長教育とは?初心者向け徹底解説
「現場でリーダー的な立場になったけど、何か特別な教育は必要なの?」
「職長教育ってよく聞くけど、一体何をするの?」
建設業や製造業の現場で、作業員を直接まとめるリーダー、それが「職長」です。
現在、法律(労働安全衛生法)では、
新しく職長になる人に対して専門の教育(職長教育)を行うことを事業者に義務付けています。
このコラムでは、職長に求められる役割と、
その第一歩である「職長教育」について、その重要性から講習内容までを徹底的に解説します。
▶YouTube登録者数3万人突破✨現場で役立つ情報を発信しています!
職長とは?現場の「要」となるキーパーソン
職長とは、労働安全衛生法で「作業中の労働者を直接指導又は監督する者」と定められている、現場の第一線の監督者です。
班長、リーダー、作業長など呼び方は様々ですが、
部下を持つ現場監督者として、日々の作業を安全に進める上で「要(かなめ)」となる、
非常に重要な役割(キーパーソン)を担っています。
そのため、建設業や製造業など一部の業種では、
事業者が新しく職長になる人に対して、法律に基づく安全衛生教育(職長教育)を
実施することが義務付けられています。
【重要】職長教育と安全衛生責任者教育の違い
建設現場では、「職長」と「安全衛生責任者」を同じ人が兼務することが多く、
この二つの役割は混同されがちです。
しかし、法律上の根拠や求められる職務内容は全く異なります。
職長 | 安全衛生責任者 | |
---|---|---|
役割 | 自社チームの監督者(現場の司令塔) | 現場全体の連絡調整役(安全のリエゾン) |
主な業務 | 作業員への指揮・監督 | 元方や他社との連絡・調整 |
根拠法令 | 労働安全衛生法 第60条 | 労働安全衛生法 第16条 |
簡単に言えば、職長は「自社チームの監督」、安全衛生責任者は「現場全体の安全のための連絡役」という違いがあります。
実際の建設現場では、職長が安全衛生責任者を兼務するケースがほとんどです。
そのため、岡山トレーニングセンターでは、現場の実情に合わせ、
二つの教育を一つに統合した「職長・安全衛生責任者教育」を開講しています。
職長・安全衛生責任者教育
職長・安全衛生責任者教育の講習内容
職長・安全衛生責任者教育は、合計14時間のカリキュラムで構成されています。
現場の安全と生産性を向上させるための、非常に実践的な内容です。
- 作業方法の決定及び労働者の配置(2時間)
安全な作業手順の定め方や、部下の能力に応じた適正な人員配置の方法を学びます。 - 労働者に対する指導又は監督の方法(2.5時間)
部下のやる気を引き出し、効果的に指導・教育するためのテクニックや、作業中の的確な監督・指示の方法を学びます。 - 危険性又は有害性等の調査(リスクアセスメント)と対策(4時間)
作業に潜む危険(リスク)を事前に見つけ出し、その危険度を評価し、対策を立てる「リスクアセスメント」の手法を学びます。 - 異常時等における措置(1.5時間)
機械の故障などの「異常時」や、万が一の「災害発生時」に、職長として冷静かつ的確に対応する方法を学びます。 - その他(安全衛生責任者の職務など)(4時間)
作業場所の保守管理方法や、安全衛生責任者としての連絡調整業務、関係法令について学びます。
まとめ:職長教育は、信頼されるリーダーへの第一歩
職長教育は、法律で定められた義務であると同時に、
現場の安全を守り、チームの生産性を向上させるための重要な自己投資です。
この教育を通じて、部下から、そして元請や他社からも信頼される、
本当の意味での現場リーダーを目指すことができます。
これから職長という立場になる方、そしてすでに職長として活躍されている方も、
この機会に改めてその重要性を認識し、安全な職場づくりに活かしてください。
岡山トレーニングセンターでの講習について
岡山トレーニングセンターでは、建設現場のリーダーに必須の「職長・安全衛生責任者教育」を開講しています。
経験豊富なプロの講師が、明日から現場で使える実践的な知識とスキルをお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください。
職長・安全衛生責任者教育
会社情報
岡山トレーニングセンター
岡山市南区浦安南町243
TEL:086-238-0508
FAX:086-241-0556
受付:月~土(祝日含) 9:00~17:00
◤詳しいアクセス情報はこちら!◢
◤Webでのお問い合わせはこちら!◢
:::::::::::::::::::::::::::
✅よくある質問を見る
✅取得できる資格一覧をチェックする
✅講習料金を知りたい
✅講習日程を知りたい