【徹底】ラフタークレーンと小型移動式クレーンの違いを詳しく解説 | 岡山トレーニングセンター
【徹底】ラフタークレーンと小型移動式クレーンの違いを詳しく解説
建設現場や工場で活躍する移動式クレーン。
その中でもよく耳にする「ラフテレーンクレーン」と「小型移動式クレーン(ユニック車など)」ですが、
この二つの具体的な違いをご存知でしょうか?
見た目や大きさだけでなく、活躍する現場、
そして何より操作するために必要な資格が全く異なります。
本コラムでは、これら2種類のクレーンの特徴や免許・資格の違い、
そして安全な操作方法まで、プロの視点から詳しく解説します。
どちらのクレーンが自分の現場やキャリアに必要なのか、
この記事を読めばすべてが分かります。
【結論】最大の違いは「吊り上げ能力」と「必要な資格」
ラフテレーンクレーンと小型移動式クレーンの最も大きな違いは、
法律で定められた「吊り上げ荷重」の区分です。
そして、この区分によって操作に必要となる資格の種類が大きく異なります。
- ラフテレーンクレーン:
主に吊り上げ荷重5トン以上の大型機械を指し、
操作には国家資格である「移動式クレーン運転士免許」が必要です。 - 小型移動式クレーン:
吊り上げ荷重1トン以上5トン未満の機械を指し、
操作には「小型移動式クレーン運転技能講習」の修了が必要です。
また、どちらのクレーンを操作する場合でも、
荷をフックに掛け外しする専門の作業者として
「玉掛け技能講習」を修了した有資格者との連携が不可欠です。
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▶クレーン作業に玉掛け資格がなぜ重要なのか?
その理由はこちらのコラムで詳しく解説しています。
クレーン作業に玉掛け資格はなぜ必要?セット取得が基本の理由を徹底解説
ラフテレーンクレーンの特徴と必要な資格
ラフテレーンクレーンとは?
ラフテレーンクレーン(ラフター)は、走行とクレーン操作を一つの運転席で行える、
自走式の大型クレーンです。
「Rough Terrain(不整地)」の名前の通り、
四輪駆動・四輪操舵の大きなタイヤを持ち、
整地されていない軟弱な地盤や悪路でも高い走行性能を発揮します。
- 主な用途:大規模な建設現場や土木工事、ビル建設、橋梁工事など
- 特徴:パワフルで重量物の吊り上げが得意。アウトリガーによる高い安定性。
- 必要な資格(操作):移動式クレーン運転士免許(国家資格)
- 必要な資格(公道走行):大型特殊免許
免許取得の難易度は技能講習よりも高くなりますが、
大規模な現場で活躍できる専門性の高い資格です。
小型移動式クレーンの特徴と必要な資格
小型移動式クレーンとは?
小型移動式クレーンは、トラックのシャーシにクレーン装置を架装した、
いわゆる「ユニック車」や「カーゴクレーン」として知られています。
荷物の運搬と積み降ろし作業を一台でこなせるため、
非常に機動性が高く、日本の多くの現場で活躍しています。
- 主な用途:建築資材の運搬、住宅建設、造園、墓石の設置、設備の搬入出など
- 特徴:公道をトラックとして走行でき、現場に到着後すぐにクレーン作業が可能。
小回りが利き、狭い場所での作業に適している。 - 必要な資格(操作):小型移動式クレーン運転技能講習
- 必要な資格(公道走行):ベースとなるトラックの大きさに応じた自動車運転免許(中型など)
技能講習は、指定の教習所で比較的短期間で取得できるため、
多くのドライバーや現場作業員が最初に目指す人気の資格です。
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操作と安全対策における注意点
ラフテレーンクレーンも小型移動式クレーンも、操作の基本は「吊り荷を安全に、正確に、目的地へ移動させる」ことです。
しかし、その特性の違いから、特に注意すべき点も異なります。
- ラフテレーンクレーン:
機体が大きく、ブームも長いため、作業半径が広範囲に及びます。
旋回時の接触事故や、吊り荷の能力(定格荷重)を正確に把握し、
オーバーロードによる転倒事故を防ぐことが特に重要です。
- 小型移動式クレーン:
機動性が高い反面、アウトリガーの張り出しが不十分なまま作業を行い、
転倒する事故事例が多く報告されています。
必ずアウトリガーを最大限に張り出し、固く水平な地盤の上で作業することを徹底する必要があります。
どちらのクレーンも、作業前の点検、作業計画の確認、
そして玉掛作業者との明確な合図の連携が、安全な操作の絶対条件です。
▶一流のオペレーターが実践する安全スキルについては、こちらのコラムをご覧ください。
これができる人は本当の一流!ユニックドライバーのスキル15選!
まとめ:現場と目的に合わせた正しい選択を
ラフテレーンクレーンと小型移動式クレーンは、
似ているようで全く異なる役割を持つ建設機械です。
大規模な現場で重量物を扱うなら「ラフテレーンクレーン」、
機動性を活かして様々な現場で荷役と運搬を行うなら「小型移動式クレーン」が適しています。
最も重要なのは、自分がどのような現場で、どのような作業をしたいのかを明確にし、
それに合った正しい資格を取得することです。
安全な作業のためにも、まずは資格取得を目指し、専門的な知識と技術を身につけましょう。
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